講師紹介

久保美緒
氏名
久保 美緒(くぼ みお)
専攻
ピアノ
担当

プロフィール

4歳9カ月よりピアノを始める。
大阪音楽大学音楽学部器楽学科ピアノ専攻卒業、同大学音楽専攻科、同大学大学院音楽研究科器楽専攻修士課程修了。

2009年より大阪音楽大学付属音楽院講師(キッズレッスン及びマンツーマンレッスン担当)、同大学演奏員。音楽教室講師、久保ピアノ教室代表。子ども心理インストラクター、チャイルド心理ヘルスカウンセラー、脳科学の視点から開発された幼児の脳を育てる育脳メソッド“ピアノdeクボタメソッド”認定講師資格、中学校及び高等学校専修免許各取得。ブルクミュラーコンクール2021及び2022に於いてレッスン賞(指導者賞)受賞。日本クラシック音楽コンクール審査員。一般社団法人全日本ピアノ指導者協会(PTNA)指導会員。指導歴約23年。ピアノ指導法を二本柳奈津子氏に師事。

読譜力、イメージを音にする技術、美しい音色を求める耳、リズム感など楽器を弾く上での基礎的な部分と、音楽の根源にあるよろこびを感じ取る感性の育成を大事にしながら、できるだけ長く楽しくピアノを続けていただけるようなレッスンを目指しております。
また、3歳~ご高齢の方まで様々なご要望をお持ちの生徒様たちがいらっしゃいますが、それぞれの5年後、10年後…のイメージを大切に、今できることは何かを共に考え、お互いに成長し合えるような時間、そして、レッスンが終わったあとは「また明日から頑張れそう!」とレッスン前よりも元気になってお帰りいただけるような時間を過ごしていただけるよう常に心がけております。

奏者としましては、1991年MUSIC FESTAジュニアソリストによる夢の協奏曲に出演。2002年ドイツ・カム市にて第1回ドイツリートマスタークラス、2007年オーディション合格により一般社団法人東京国際芸術協会より全額助成金を受けロシア国立モスクワ音楽院春季マスタークラスを其々修了。
在学中マルティヌー弦楽四重奏団と共演、学内奨学制度によりチェコ共和国プラハにて室内楽演奏会に出演。リサイタルや2013、2017年の大阪・兵庫・名古屋・富士・東京・長野等での室内楽演奏会ツアー、2021年よりスタートした北野裕司&久保美緒ピアノデュオリサイタルシリーズ他多数出演。環境問題への取り組みや東洋医学とのコラボレーション企画は二年連続大阪市舞台芸術振興事業に選出される。2018年ロシア国立モスクワ音楽院内ラフマニノフホールにて開催された第20回国際音楽フェスティバル〈日本の心〉に招かれ、尺八奏者田嶋直士氏らと出演。保育園、幼稚園、福祉施設等でのコンサートも行う。

第8回万里の長城杯国際音楽コンクール第3位、第10回べーテン音楽コンクール全国大会入選他。加藤みどり、中西昌子、阿部フミ子、松永昌子、岡原慎也各氏に師事。故小森谷泉、仲道郁代、故クラウス・シルデ各氏のレッスンも受ける。室内楽を元井あづさ、谷口朋子、河村典子、白土文雄各氏に師事。


コメント

木を中心とした材料から作られたピアノという大きな楽器。
鍵盤を押せば誰にでも音は出せますが、その“音色”は実に様々。

ただ弾くのではなく、初めて楽器に触れるその瞬間から、その音づくりにこだわるのはとても大切です。自分の弾いた音や響きをよく聴きとり、よく感じ、音そのものに愛情を持って音楽と対峙する習慣をピアノレッスン導入期から身につけることによって、その後の音楽や楽器との関わり方が大きく変わってくるのではないかと考えます。

リズム感、読譜力、無理のない自然な体の使い方、音楽で最も大切な“想像・イメージ”を音にする技術など、基本的なことを大切にしながら、生きた楽器に触れることのよろこびや音楽の根源に存在する喜びのようなものも感じ取っていただけるようなバランスのとれたレッスンを心がけております。

ただピアノを楽しみたい、上手になりたい、そんなに進まなくてもいいけれど、できるだけ楽しく長く学びたい、学校の合唱の伴奏をしたい、ピアノコンクールで入賞したい、ヴァイオリンを習っているので副科楽器としてピアノも習いたい等々、私のクラスの生徒様は実に様々なご要望を持って楽しくレッスンにお越しくださっています。
私自身、指導法を学び続けるのは勿論のこと、細々とではありますが、舞台にも立ち続けておりますので、指導者・演奏者両方の視点からのレッスンを行うことにより、微力ながらも何らかの形でみなさまの音楽人生の手助けができたら…と日々願っております。

最短距離、最短時間で正解や結果を求めがちな現代社会において、答えのない、終わりのない音楽の世界と誠実に向き合い続けることは、一見無駄の様に思えるかもしれませんが、ピアノを通して身につけた多種多様な力は、これからの時代、どんな方の人生においても必ず役に立つと思いますし、いつの日かピアノが弾けて良かった…!と思える日が来ることと思います。
音楽を通じての様々な出会いや発見、コミュニケーションを愉しみに、ぜひピアノという楽器に触れてみてください