丸山 耕路(まるやま こうじ)
三重県伊賀市出身。
6歳よりエレクトーンを始める。
主にジャズ、ポピュラーの分野で編曲法などを学び、ジュニアエレクトーンコンクールにてグランプリ、オーディエンス賞など多数受賞。関西文化芸術高等学校をエレクトーン専攻で入学するが、同高校2年生よりピアノ専攻に転向、16歳よりクラシックピアノを始める。翌年、京都ピアノコンクールにて金賞、および全部門最優秀賞である京都新聞社賞を受賞。ピアノを始めて1年ほどでの受賞に注目を集めた。
大阪音楽大学にピアノ専攻で入学。在籍中、日本音楽コンクールをはじめとするコンクールにおいて多数の賞を受賞、同大学卒業時に最優秀賞を授与され首席で卒業する。第76回読売新人演奏会(東京)、第47回関西新人演奏会出演や、全国各地でリサイタルが開催されるなど演奏活動を行った後、財団法人ロームミュージックファンデーションの給付奨学生として渡独。ドイツ国立デトモルト音楽大学に特待生として首席で入学。研鑽を積んだ後、国立シュトゥットガルト音楽演劇大学に在籍。パスカル・ドヴァイヨン、クラウス・ヘルヴィッヒ、キリル・ゲルシュタイン、ブロニスワヴァ・カヴァラ、ジョルジュ・ナードル、アッティラ・ネメティ各氏の指導を受け、国内外で演奏活動を行った。
これまでに第74回日本音楽コンクール2位、第24回飯塚新人音楽コンクール1位、第1回高松国際ピアノコンクール特別賞、クールシュベール国際音楽アカデミー音楽賞ほか多数の賞を受賞。各地でのリサイタルのほか、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、テレマン室内オーケストラ、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団ほか多くのオーケストラとの共演、NHK-TV、NHK-FM、テレビCMへの出演など幅広く活動している。近年はバッハの作品を積極的に取り上げており、バッハ作品によるリサイタルでは、日本演奏連盟によるニューアーティストシリーズに選出。NAXOSレーベルより演奏が配信されているほか、バッハの演奏法についての公開講座も定期的に開催されている。
また、アンサンブルピアニストとしても高い評価を得ており、特にドイツ歌曲、日本歌曲のパートナーとしては音楽誌でも高く評価され、CDがリリースされるなど多くの歌手から信頼を得ている。
これまでに、山田浩以、福井尚子、清水淳彦、青柳いづみこ、小森谷泉、アルフレード・パール、アンドレ・マルシャンの各氏に師事。
全国各地のコンクール審査員、アドバイザーなども務めている。現在、大阪音楽大学、大阪音楽大学附属音楽院、各講師。
納谷 知佐(なや ちさ)
大阪音楽大学大学院オペラ研究室修了。
第53回全日本学生音楽コンクール大阪大会第2位。第5回KOBE国際学生音楽コンクールにて審査委員長賞受賞。
オペラは大学院在学中、川西市民オペラ“満仲~美女丸の廻心”ゆり役にてデビュー。その後文化庁新人育成オペラ公演“フィガロの結婚”をはじめ“ドン・ジョヴァンニ”、“コジ・ファン・トゥッテ”、“夕鶴”、“メリー・ウィドゥ”、“椿姫”等、数々のオペラに出演。
2020年、みつなかオペラでデビュー作でもある“満仲~美女丸の廻心”の再演にて満仲の妻役を演じる。この公演でみつなかオペラは文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。
またマーラー“交響曲第4番”のソプラノソリストでブラショフ・フィルハーモニー交響楽団(ルーマニア)と共演。その他ベートーヴェン“第9”、モーツアルト“大ミサ曲”、ブラームス”ドイツミサ等のソリストも多数務める。
芝田眞理、若本明志、故・嶺貞子、林誠、Katia Lorovaの各氏に師事。
現在、大阪音楽大学演奏員、関西歌曲研究会理事。