ぱうぜランチタイムコンサート~音届(おとどけ)~3月4日【レポート】

~音楽をもっと身近に気軽に~
ぱうぜランチタイムコンサートは、音楽をもっと身近に気軽にをコンセプトにお食事を楽しみながら音楽を身近に感じていただくイベントです♪


ファゴット松本 静香
ピアノ:石股 あかり

による~音届コンサート~★★★

♪プログラムは♪

A. ピアソラ/リベルタンゴ
E. エルガー/ファゴットのためのロマンス
A. ドヴォルザーク/ユモレスク
W. ハールストン/ファゴットのためのソナタ
L. v. ベートーヴェン/ピアノソナタ 第21番
W. A. モーツァルト/ファゴット協奏曲 kv.191












スタッフの紹介の後、登場されたおふたり。ピアソラリベルタンゴから始まりました。
この曲は、ランチタイムコンサートでは定番ですね!
今日は、ファゴットとピアノでの演奏。ファゴットの音色はなかなか聞く機会がないので新鮮に感じました。

リベルタンゴ演奏後、ファゴットの松本さんより、ピアソラの代表曲のひとつでリベルタ+タンゴの造語でリベルタンゴと名付けられたと説明してくださいました。

次は、エルガー作曲 ファゴットのためのロマンス
1曲目と違って哀愁漂うロマンテックな曲でした。
この曲は、ファゴット界では有名な曲なんですって。私は、初めて聞きました。ファゴットはチェロと音域が似ているので、この曲はチェロとピアノで演奏されることもあるんだそう。
ファゴットの低音の響きとピアノの絡みが心にジーンときました。しっとりとした曲のせいか、ファゴットの音色のよさがより感じられました。

3曲目、ドヴォルザーク作曲 ユモレスク
この曲は、曲集の7曲目でこの曲だけ飛び抜けて有名。ヴァイオリンソロで演奏されて有名になったそうです。
2曲目のしっとりとしたファゴットの印象から、ガラリと雰囲気が変わる始まり。。。だが、中間部はのびやかなメロディーとピアノ伴奏が素晴らしかったです。
有名曲でなじみがあるので楽しく聞けました。

【ファゴットの楽器分解コーナー】

先ず、楽器の紹介をしてくださいました。

ファゴット・・・ドイツ語やフランス語で「薪の束」という意味なんだそう。
英語では、バスーンと呼ばれる楽器で、バスーンのバスは、ソプラノ、テノール、アルト、バスのバスから付けられた名前です。
音域は、ピアノでいうと左手を担うところ、別の楽器だとコントラバスの音域です。
楽器の長さは伸ばすと約2m半にもなります。一番下がUになっていて、U字管と呼ばれます。
重さは、約3㎏です。

そして、 【分解】

音大生でも管楽器専攻の人しかみたことないと思います。と仰って、、、カエルの歌を1フレーズづつ、最初の1フレーズはファゴットそのもので、次は一番上の部分を外して演奏、その次はまた1つの部分を外して演奏・・・どんどんファゴットが短くなり音が高く なっていきました。最後はローカルと呼ばれる吹き口のところだけで。

ながーい大きな楽器だから肺活量がたくさん要るだろうな、と思いました。



ハルストン作曲 ファゴットのためのソナタ 1楽章
作曲家の名前もこの曲も初めて聞いた曲ですが、とってもわかりやすい?!聞きやすい曲だと感じました。
ピアノとファゴット両方の譲り合い、掛け合いなどが演奏に感じられアンサンブルっていいなぁと思いました。

ベートーヴェン作曲 ピアノソナタ21番 1楽章
石股あかりさんによるピアノソロでの演奏です!
1803年に作曲された「ワルトシュタイン」と呼ばれているソナタです。
この頃、ベートーヴェンは難聴に悩まされていた時でクロイツェルやシンフォニー3番などの名曲と同じ時期に作曲されました。

ピアノソロだからか?!暗譜での演奏!!素晴らしかったです。
個人的に超有名曲で嬉しかったです。

最後の曲は、
モーツァルト
作曲 ファゴット協奏曲 1楽章
18歳の時の作品でザルツブルクの宮廷楽団員のためにかかれたといわれています。
明るい曲調で、この曲は初めて聞きましたが、モーツァルトらしいーと思いました。
ファゴットとピアノの音色に癒されました。



ランチタイムコンサートに足をお運びくださいました皆様
最後までお聴きくださり、本当にありがとうございました。