講師紹介

上塚憲一
氏名
上塚 憲一(かみづか けんいち)
専攻
チェロ
担当
弦楽合奏(教養コース:土曜)
マンツーマンレッスン

プロフィール

70年代より四半世紀に渡り日本テレマン協会の首席チェロ奏者としてソロ及び通奏低音奏者として活躍。
国内外を問わず多くのソリストから絶大な信頼と称賛を受け、日本でも数少ない斯界のエキスパートとしてその評価は現在でもきわめて高く、バロック期〜古典期音楽の21世紀的な啓蒙に力を注ぎ「史的整合性を離れない新たな可能性」を常に考えながら、次代の音楽シーンを着実に創造しているといえる。
ソリストとしての活動も意欲的で、バロック・チェロによるソロリサイタルでは、神戸新聞松方ホールにおいて2000年9月29日のJ.S.バッハ没後250年を記念して、バッハの「無伴奏チェロ組曲全曲」を、又、2002年10月25日にはベートーヴェンの「チェロ・ソナタ全曲」をフォルテ・ピアノの伴奏によりいずれも一夜で演奏するという意欲的なコンサートを開催し、バロック・チェロ奏者としてその存在を大きくアピールした。
近年はバロックや古典期の音楽だけに留まらず、豊富な知識と経験を活かし、チェロのみによるアンサンブル集団「チェロ・アンサンブル・エクラ」や時代考証に基づいたオーケストラ「アンサンブル・ムジカ・アニマ」を主宰して新たな活動に力を注ぎ、高い評価を得ている。
1981年京都市立芸術大学音楽学部卒業。チェロ黒沼俊夫氏に師事。
1983年バロックチェロのアンナー・ビルスマ氏との共演を機にバロックチェロの演奏を始める。
バロックチェロをアンナー・ビルスマ、室内楽をサイモン・スタンデイジの各氏に師事。
1991年、1998年に大阪文化祭賞・奨励賞及び第15回神戸灘ライオンズクラブ賞を受賞。
1992年第1回坂井時忠音楽賞を受賞。
現在は、大阪音楽大学教授、大阪音楽大学付属音楽院登録講師、兵庫県立西宮高等学校音楽科非常勤講師、明石フィルハーモニー管弦楽団演奏委員、同管弦楽団運営副本部長、明石フィルハーモニー・ジュニアオーケストラ常任トレーナー、西宮音楽協会会員。
自身の演奏活動としては、ソロや室内楽の他に、チェロのみによる合奏団「チェロ・アンサンブル・エクラ」及び、音楽史に基づいたアンサンブル「アンサンブル・ムジカ・アニマ」を主宰している。
また、地域の音楽文化や音楽愛好家との関わりにおいては、大阪音楽大学付属音楽院において合奏講座やチェロ個人レッスン、「アンサンブル・ジョワン」音楽監督・常任指揮者、「アンサンブル・オルタンシア」指揮者、「チェロアンサンブルKobe」指揮者兼音楽監督も務めている。