さくら夙川校音活ブログ

加藤 かおり先生をご紹介

こんにちは。さくら(男)です。

火曜日「音楽院講師紹介」です。

今日からついに講師紹介をしてまいりましょう。

今回は声楽講師「加藤 かおり」先生をご紹介します。

加藤先生は6月29日のサロンコンサートにご出演いただくことになっています。

音楽院さくら夙川校では、以前この『音活ブログ』でもえぴーが紹介していました、サロンを使って、毎月1回程度サロンコンサートを開催しております。

昨年度は午前中は未就学児同伴OK、午後は就学児以上を対象の曲目を演奏する形式で行なっていました。

会場は当さくら夙川校のサロンで概ね30人ほどが収容可能です。

今回の加藤先生の公演では夕方のみの開催となり、小学生以上が対象のコンサートです。

⇨詳しくは【こちら】

さて、それでは、加藤先生についてご紹介していきます。

加藤先生出演のオペラ

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加藤かおり先生の経歴などは講師紹介ページで見ていただけます。

【講師紹介ページ】

ところで、この加藤先生の経歴のなかで「赤い陣羽織」おかか役で出演とありますが、これは大阪音楽大学の所有しているオペラハウスで催された大栗 裕 作曲の歌劇「赤い陣羽織」(演出:茂山 千之丞)だったのではないかと思われます。

どのような歌劇だったのでしょうか?

(残念ながらユーチューブでは検索不可能でした)

なお、(大阪フィルハーモニー交響楽団「大栗裕の世界」、2008年4月15日、いずみホール)に際し、大阪音楽大学の元講師である白石 知雄 先生が曲目解説で大栗裕先生が初演プログラムに寄せられたという文章を載せられている内の一部を紹介します。

白石 知雄 先生は音楽院でもたびたび特別講座をしてくださっていました。

赤い陣羽織のあらすじ

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※写真は2018年3月24日に出演していただいたサロンコンサートで撮影したものです。

『出来上がった作品は、ほぼ全編が2拍子あるいは4拍子で、テンポ良く会話を繰り出す作りになっている。

ピアノを含むユニークな編成の室内オーケストラは、絶妙の間で「合いの手」を入れる役割に徹する。

しかし実は、全体が音楽的に一貫した構成を生み出す工夫もなされている。

第1場のおやじとおかかのやり取りでは、管弦楽に、のどかな田舎節(陽旋法、いわゆる「ヨナ抜き」)のメロディーが何度も現れる。

お代官におかかが色っぽく応対する場面で半音を含む繊細な都節(陰旋法)に転じ、お代官がいなくなると、ふたたび田舎節に戻って、おやじが一節唄い、おかかの印象的な子守歌が続く。

第2場は、おやじ、お代官それぞれの一人芝居から、お代官と子分の滑稽な会話を経て、庄やとおかかが加わるやりとりに至る丁々発止の芝居の見せ場。

表現主義風心理描写や、おやじの着替えシーンの時代劇調など、音楽は「劇伴」の性格を強める。

第3場でお代官の屋敷へ移動すると、門番の無表情な5度和音、奥方の高飛車な調子など、音楽に新たな要素が加わる(武智演出では奥方が歌舞伎の型で演じ、周囲の狂言仕立てと対比された)。

そして騒動が収まり、おかかが奥方に感謝する場面で第1幕の子守歌が優しく響き、夫婦が仲直りすると、オーケストラは冒頭の田舎節のメロディーを朗らかに歌う。』

まとめると、とても素敵な先生です

これを読むと、私などは日頃の先生のお人柄から想像するに、先生のおかか役は何となくコミカルな役柄を想ってしまいます。

(何とも大音のオペラハスウでの公演を見のがしたのが残念です)

このようなことを考えながら先生のコンサートを楽しみにしている私はすこし不謹慎でしょうか。

加藤先生「おしゃべりは得意じゃないから〜」とおっしゃっていましたが、以前サロンコンサートにご出演くださったときのトーク、とても楽しかったです。

レッスンの時にお会いすると、とても柔らかい雰囲気とかわいらしい笑顔で、いつも明るく接してくださいます。

そんな加藤先生のすてきな歌と楽しいトーク、ぜひ観にいらしてください。