ヴィブラフォンという楽器。。。
金属製の音板をもつ鍵盤打楽器で、鉄琴の一種。ヴァイブラフォンや、略してヴァイブともいう。
歴史は、1921年頃にアメリカの楽器メーカーにより製造を始めた、割と歴史の新しい楽器なのですね。

3名出てこられた時、全員赤色を取り入れられた衣装で、パッション！！と感じました。

最初の曲ピアソラのリベルタンゴに相応しいーと思いました。
ソプラノサックス、ヴィブラフォン、ピアノでの演奏、ノリノリな演奏に聴き手は惹きつけられていました。

2曲目、ピアソラのアディオス・ノニーノ　アルトサックスとピアノによる演奏。
亡くなった父のために捧げた曲とのことで、しんみり哀歌のようで、心に訴えてくる曲想、個人的にこういう系の曲に弱いからか？！あら・・・もう終わり？！と聴き入ってしまいました。

3曲目グレントワースのギルバートのためのブルース　ヴィブラフォンだけのソロの曲でした。
グレントワースという作曲家、この曲、初めて聞きました。ヴィブラフォン界の人気作なんだそうです。めったに聞けない曲を聴けてラッキーです！！

4曲目はピアノソロで、ピアノソロ曲でも王道ショパンの超人気有名曲、ノクターンOp.9-2 この曲は、よく流れているし、誰でも聴いた事がある曲だと思います。
コンサートを聴きにくるときに、こういう名曲があると耳馴染みがあり安心する気がします。とても素敵なノクターンでした。

5曲目、ドビュッシーの亜麻色の髪の乙女、こちらもピアノ曲として有名なので、ピアノソロなのかな！と思っていましたら、
演奏前に、サクソフォーンの方のトークがありました。
サクソフォーンとドビュッシーは関わりがあるという事でした。
ドビュッシーが生きていた時代にサクソフォーンの楽器が誕生して、ドビュッシーもサクソフォーンの曲を1曲作っているんだそうです。
ピアノソロではなく、マリンバとソプラノサックスの編曲で演奏されました。
ソプラノサックスは息を入れて鳴らす楽器で、ピアノは音色が発音してから減衰していく楽器なので、私が、ピアノソロでよく聴いているからか、雰囲気が変わると思いました。新鮮でした。

６曲目、セジョルネによるヴィブラフォン協奏曲より第1楽章
ヴィブラフォンとピアノによる演奏でした。セジョルネは、マリンバ奏者だそうです。ヴィブラフォンをヴァイオリンの弓を使っての奏法も入っている曲で幻想的な美しい曲でした。

7曲目、ヴェブスターのカルメン・ラプソディー
ピアノ、フルート、クラリネットでの曲をピアノ、ヴィブラフォン、ソプラノサックスで演奏されました。
ビゼーのカルメンのメロディーだったので、ほとんどの方が聴いた事のある曲だと思います。
演奏会の最後に相応しい華やかで明るい気持ちで終わりました。