世界的音楽評論家ヨアヒム・カイザーにドイツ国営第2テレビにて「聡明かつ才能がある」と評された。
2000年のクララ・シューマン国際ピアノコンクール受賞がきっかけとなり、本格的にピアニストとして活動を始める。
1978年大分に生まれ、2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。
10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。
1990年全日本学生音楽コンクールで優勝して以来、国内の主要なコンクールで優勝を重ねる。
神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。
ピアノを元吉明子、熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に師事。
国内各地の主要ホールはもとより、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、韓国、台湾、ベトナム、コロンビアを公演で回る一方で、ハンガリーの
ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクールで審査委員長を歴任、ヨーロッパやアジア各国で国際コンクールやマスタークラスに度々招かれている。
これまでに新田ユリ、手塚幸紀、堤俊作、西本智実、山下一史、マルク・アンドレ―エ、デアーク・アンドラーシュ、ミロスウァフ・ブウァシュチック、タラス・デムチシンの指揮のもと、東京交響楽団やロイヤルメトロポリタンオーケストラ、ロイヤルチェンバーオーケストラ、デュッセルドルフ交響楽団、ドナウ交響楽団、シレジア・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。キングインターナショナルから《ふたりのドメニコ》《ピアソラの天使》《そして鐘は鳴る》《インヴェンションへのオマージュ》《ブルクミュラー25&18の練習曲》《わたしを泣かせてください》《クララに捧ぐ》《シンフォニア共に響かせるもの》をリリースし、その多くがレコード芸術の特選盤・準特選盤、推薦盤に選ばれる。新聞や雑誌への執筆も多く、著書に『赤松林太郎虹のように』(道和書院)、『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法ショパン編』『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法ベートーヴェン編』(リットーミュージック)、『徹底解説バッハ〈インヴェンション&シンフォニア〉弾き方教え方』(音楽之友社)がある。
現職は、大阪音楽大学准教授、洗足学園音楽大学客員教授、宇都宮短期大学客員教授、平成音楽大学客員教授、Budapest International Piano Masterclass教授、Japan Liszt Piano Academy芸術監督、カシオ計算機株式会社アンバサダー。近年はイタリアのタレント・ミュージック・サマーコース、ポーランドのユーロ・アーツ・アカデミーでマスタークラスを担当。
今年6月には日韓国交正常化60周年記念イベントとしてソウル教育大学にて、また9月にはソウルのセジョン大学にもマスタークラスで招聘される。
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