石橋栄実(ソプラノ)
大阪音楽大学専攻科修了。大阪舞台芸術奨励賞、音楽クリティック・クラブ奨励賞、咲くやこの花賞、坂井時忠音楽賞、他受賞。
1998 年ドイツ・ケムニッツ市立劇場「ヘンゼルとグレーテル」にグレーテル役として招かれる。以来、新国立劇場「沈黙」「ラ・ボエーム」「ドン・ジョヴァンニ」「フィデリオ」「夕鶴」「カルメン」をはじめ、数多くのオペラに出演し続けている。文化庁芸術祭大賞など、出演公演の受賞も多数。
また、全国の主要オーケストラ、著名な指揮者との共演も多く、バッハ「マタイ受難曲」、メンデルスゾーン「エリア」、モーツァルト「戴冠ミサ」「ミサ曲ハ短調」、ベートーヴェン「エグモント」、ブラームス「ドイツ・レクイエム」、マーラー「交響曲 4 番」、R.シュトラウス「4つの最後の歌」、ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」、オルフ「カルミナブラーナ」他、宗教曲・交響曲のソリストとしても活躍。
「NHKニューイヤーオペラコンサート」、Eテレ「クラシック音楽館」、 BS「クラシック倶楽部」、NHK大阪85周年「よみがえる『ラジオ歌謡』とその時代」、BSテレ東「エンター・ザ・ミュージック」、NHK-FM「名曲リサイタル」「ベスト・オブ・クラシック」などのメディア出演の他、久石譲ジルベスターコンサートに出演するなど幅広く活動。
大阪音楽大学教授、大阪音楽大学付属音楽院院長。
赤松林太郎(ピアノ)

世界的音楽評論家ヨアヒム・カイザーにドイツ国営第2テレビにて「聡明かつ才能がある」と評された。
2000年のクララ・シューマン国際ピアノコンクール受賞がきっかけとなり、本格的にピアニストとして活動を始める。
1978年大分に生まれ、2歳よりピアノとヴァイオリンを、6歳よりチェロを始める。幼少より活動を始め、5歳の時に小曽根実氏や芥川也寸志氏の進行でテレビ出演。
10歳の時には自作カデンツァでモーツァルトの協奏曲を演奏。
1990年全日本学生音楽コンクールで優勝して以来、国内の主要なコンクールで優勝を重ねる。
神戸大学を卒業後、パリ・エコール・ノルマル音楽院にてピアノ・室内楽共に高等演奏家課程ディプロムを審査員満場一致で取得(室内楽は全審査員満点による)。
ピアノを元吉明子、熊谷玲子、ミハイル・ヴォスクレセンスキー、フランス・クリダ、ジャン・ミコー、ジョルジュ・ナードル、ゾルターン・コチシュ、室内楽をニーナ・パタルチェツ、クリスチャン・イヴァルディの各氏に師事。
国内各地の主要ホールはもとより、アメリカ、ロシア、ドイツ、フランス、イタリア、スペイン、オーストリア、ハンガリー、ポーランド、韓国、台湾、ベトナム、コロンビアを公演で回る一方で、ハンガリーの
ダヌビア・タレンツ国際音楽コンクールで審査委員長を歴任、ヨーロッパやアジア各国で国際コンクールやマスタークラスに度々招かれている。
これまでに新田ユリ、手塚幸紀、堤俊作、西本智実、山下一史、マルク・アンドレ―エ、デアーク・アンドラーシュ、ミロスウァフ・ブウァシュチック、タラス・デムチシンの指揮のもと、東京交響楽団やロイヤルメトロポリタンオーケストラ、ロイヤルチェンバーオーケストラ、デュッセルドルフ交響楽団、ドナウ交響楽団、シレジア・フィルハーモニー管弦楽団などと共演。キングインターナショナルから《ふたりのドメニコ》《ピアソラの天使》《そして鐘は鳴る》《インヴェンションへのオマージュ》《ブルクミュラー25&18の練習曲》《わたしを泣かせてください》《クララに捧ぐ》《シンフォニア共に響かせるもの》をリリースし、その多くがレコード芸術の特選盤・準特選盤、推薦盤に選ばれる。新聞や雑誌への執筆も多く、著書に『赤松林太郎虹のように』(道和書院)、『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法ショパン編』『3年後、確実にクラシック・ピアノが弾ける練習法ベートーヴェン編』(リットーミュージック)、『徹底解説バッハ〈インヴェンション&シンフォニア〉弾き方教え方』(音楽之友社)がある。
現職は、大阪音楽大学准教授、洗足学園音楽大学客員教授、宇都宮短期大学客員教授、平成音楽大学客員教授、Budapest International Piano Masterclass教授、Japan Liszt Piano Academy芸術監督、カシオ計算機株式会社アンバサダー。近年はイタリアのタレント・ミュージック・サマーコース、ポーランドのユーロ・アーツ・アカデミーでマスタークラスを担当。
今年6月には日韓国交正常化60周年記念イベントとしてソウル教育大学にて、また9月にはソウルのセジョン大学にもマスタークラスで招聘される。
http://rintaro-akamatsu.com/
越知晴子(ピアノ)
京都市出身。京都市立芸術大学卒業。同大学院修了。ロームミュージックファンデーションから助成を受け渡独。ミュンヘン国立音楽大学大学院修了。同大学講師を経て帰国。
第7回Josef Suder国際歌曲コンクールにて最優秀伴奏者賞受賞。
Kissinger sommer国際音楽祭、仙台クラシックフェスティバル、ロームミュージックフェスティバル等国内外の数多くの演奏会に出演。
バイエルンラジオ放送、NHK-FM、NHKテレビ番組“らららクラシック”“クラシック倶楽部”"クラシック音楽館"でも演奏する。
現在、新国立劇場、滋賀県立びわ湖ホール等で音楽スタッフを務め多くのオペラプロジェクトに関わる。
京都市立芸術大学、大阪音楽大学、神戸女学院大学非常勤講師。
丸山耕路(ピアノ)

三重県伊賀市出身。
6歳よりエレクトーンを始める。
主にジャズ、ポピュラーの分野で編曲法などを学び、ジュニアエレクトーンコンクールにてグランプリ、オーディエンス賞など多数受賞。
関西文化芸術高等学校をエレクトーン専攻で入学するが、同高校2年生よりピアノ専攻に転向、16歳よりクラシックピアノを始める。翌年、京都ピアノコンクールにて金賞、および全部門最優秀賞である京都新聞社賞を受賞。ピアノを始めて1年ほどでの受賞に注目を集めた。
大阪音楽大学にピアノ専攻で入学。在籍中、日本音楽コンクールをはじめとするコンクールにおいて多数の賞を受賞、同大学卒業時に最優秀賞を授与され首席で卒業する。第76回読売新人演奏会(東京)、第47回関西新人演奏会出演や、全国各地でリサイタルが開催されるなど演奏活動を行った後、財団法人ロームミュージックファンデーションの給付奨学生として渡独。ドイツ国立デトモルト音楽大学に特待生として首席で入学。研鑽を積んだ後、国立シュトゥットガルト音楽演劇大学に在籍。パスカル・ドヴァイヨン、クラウス・ヘルヴィッヒ、キリル・ゲルシュタイン、ブロニスワヴァ・カヴァラ、ジョルジュ・ナードル、アッティラ・ネメティ各氏の指導を受け、国内外で演奏活動を行った。
これまでに第74回日本音楽コンクール2位、第24回飯塚新人音楽コンクール1位、第1回高松国際ピアノコンクール特別賞、クールシュベール国際音楽アカデミー音楽賞ほか多数の賞を受賞。各地でのリサイタルのほか、東京交響楽団、大阪フィルハーモニー交響楽団、大阪交響楽団、テレマン室内オーケストラ、ザ・カレッジ・オペラハウス管弦楽団ほか多くのオーケストラとの共演、NHK-TV、NHK-FM、テレビCMへの出演など幅広く活動している。近年はバッハの作品を積極的に取り上げており、バッハ作品によるリサイタルでは、日本演奏連盟によるニューアーティストシリーズに選出。NAXOSレーベルより演奏が配信されているほか、バッハの演奏法についての公開講座も定期的に開催されている。
また、アンサンブルピアニストとしても高い評価を得ており、特にドイツ歌曲、日本歌曲のパートナーとしては音楽誌でも高く評価され、CDがリリースされるなど多くの歌手から信頼を得ている。
これまでに、山田浩以、福井尚子、清水淳彦、青柳いづみこ、小森谷泉、アルフレード・パール、アンドレ・マルシャンの各氏に師事。
また、ピティナピアノコンペティション、フッペル鳥栖ピアノコンクール、日本ピアノ教育連盟オーディション、日本クラシック音楽コンクール、日本バッハコンクール、ヤマハジュニアピアノコンクール、豊中音楽コンクール等の審査員やアドバイザーも務めている。
現在、大阪音楽大学講師。