ぱうぜランチタイムコンサート~音届(おとどけ)~1月7日【レポート】

~音楽をもっと身近に気軽に~
ぱうぜランチタイムコンサートは、音楽をもっと身近に気軽にをコンセプトにお食事を楽しみながら音楽を身近に感じていただくイベントです♪

écrin(エクラン) ソプラノ瀬戸志織・山本かおり・富岡晶子、ピアノ久田幸代による~音届コンサート~



プログラムは☆

○作者不明:さくらさくら(パブロ・エスカンデ編)
武満 徹:「Songs」より ○谷川 俊太郎作詞:うたうだけ ○井沢 満作詞:島へ(久田 幸代編曲) ○武満 徹作詞:翼
○J.ブラームス:ハンガリー舞曲第5番(松山 祐士編曲)
○團 伊玖磨:オペラ「夕鶴」より~与ひょう、私の大事な与ひょう~
○G.プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」より~氷のような姫君の心も~
○G.ドニセッティ:オペラ「連隊の娘」より~フランスに乾杯~
○youth case 小山 薫堂作詞:ふるさと



4名舞台に登場されて、さくらさくらが始まりました!
ピアノ伴奏が現代曲風で、日本歌曲のさくらさくらとは違った感じで新鮮でした。
最後のほうに日本の音階?!が使われていて、やっぱり日本の曲という感じで終わりました。

黄色のドレスの瀬戸志織先生から、
écrin(エクラン)という大阪音大の時の同級生のメンバー、ソプラノ3名山本かおり冨岡晶子瀬戸志織、ピアノ1名久田幸代でのアンサンブルグループです。
écrin(エクラン)とは、フランス語で「宝石箱」という意味、音楽=宝石 と思いますので、宝石のような音楽のお時間をお届けしたいです。

次の曲は、武満 徹作曲「Songs」より うたうだけ を瀬戸志織先生島へ を山本かおり先生 冨岡晶子先生が、久田幸代先生のピアノでソロで聞かせてくださいました。

武満 徹さんは、現代曲の作曲家で、声楽曲は少ないとの事でオーケストラの曲の作品が多いそうです。

瀬戸先生「うたうだけ」は、昭和ムード歌謡のような雰囲気だと感じました。

山本先生「島へ」は、はつらつとした印象を受けました。

冨岡先生「翼」は、聞きやすい、どこかで聞いたことのあるような?メロディーだと感じました。

次は、J.ブラームス ハンガリー舞曲 第5番 

ピアノの連弾でよく演奏される曲なので、どんな演奏なのか楽しみでした。
なんと、全員で演奏でした!!ピアノ伴奏に、ティラララ~パパパと発声されながらで声が楽器に!楽しかったです。
この歌唱法スキャットというんだそう。

大阪音大といえば、オペラ!!オペラハウスのご紹介も交えられながらのトークの後、

オペラの曲をソロで3曲続けて歌っていただきました。

瀬戸先生は、團 伊玖磨:オペラ「夕鶴」より~与ひょう、私の大事な与ひょう~
日本のオペラは上演が少ないですが、比較的有名なオペラだそうです。鶴の恩返しを題材にしたもので、つるは、助けてもらった事は、嬉しい。それなのに、彼は、お金に目がくらんで、どうして・・・という心情を歌ったもの。
悲しく哀愁ただよう歌が心に沁み入りました・・・

冨岡先生は、G.プッチーニ:オペラ「トゥーランドット」より~氷のような姫君の心も~
姫は、たくさんの求婚者を拒み続けているが、一人だけ夜明けまでに私の名前がわかれば僕の負けだ、放浪の身、誰も知らないだろうという男性が現れる。その男性に憧れの人がトゥーランドット姫に対して、彼の情熱に負けるだろう、、、私は、夜明けまでに自殺する、と、どうしようもない気持ちを歌ったという内容。
短い曲でしたが、どうしようもない気持ちが伝わってくる歌声でした。このオペラを見たくなりました。

山本先生は、G.ドニセッティ:オペラ「連隊の娘」より~フランスに乾杯~
スイスのチロル地方、ナポレオンが活躍していた頃、家族とはぐれて、軍隊の中で女の子が育っていく。その子(マリー)が身分が高いとわかり、お屋敷で暮らすことになるが、寂しい気持ちでそれを歌ったもの。
後半、軍隊のみんなが迎えに来てくれた!と喜びを表している。
場面の移り変わりが絶妙だと感じました。

プログラムでは、最後の曲、ふるさと 
これは、うさぎおいし・・・ではなく、「嵐」が歌っているほうの曲。2016年(2010年も)の紅白でも歌われ、合唱コンクールなどでもよく歌われる曲です。
全員での合唱で、最後の曲に相応しい!構成も素晴らしいと思いました。

鳴り止まない拍手に!!アンコールにお応えいたします。

みあげてごらん夜の星を
みなさんもご一緒に歌ってください、と。

この曲はベストセラーですよね!希望、愛に溢れた歌詞とメロディーが魅力なんだろうな、、、と思いました。

演奏はもちろんの事、構成も素晴らしい!楽しいコンサートでした。


ランチタイムコンサートに足をお運びくださいました皆様
最後までお聴きくださり、本当にありがとうございました。