さくら夙川校音活ブログ

コンクール

Ciao! なべっちです。

とうとう12月になりました。

大人の1年は何故短いのか・・・・。

NHKのチコちゃんが、「それは人生にときめきがなくなったから」とテレビで言ってたな。

さて、今日は「ときめき」ではないですが、「緊張」するお話を。

全日本学生音楽コンクール

ガイド
コンクールを何度も受けている方もいらっしゃるかと思います。

また、これからお考えになってる方もたくさんいらっしゃるかと思います。

個人的には、コンクールの結果は「みずもの」であり、必ずその通りだとは思っていません。

ただ、本人のレベルや基準といったものを確認するには有効的だと思っています。

11月の最終週〜12月にかけて、全日本音楽コンクールの各部門の全国大会が開催されました。

会場は、横浜みなとみらいホール小ホール。

毎日新聞社が主催していて、音楽を学ぶ学生が目標の1つとするコンクールです。

各地域から予選、本選と勝ち抜いた精鋭たちが集まってきます。

予選

ヴァイオリン 楽譜
このコンクールの課題曲が発表されるのは、4月です。

そこから、夏休みの終わりぐらいにある予選にむけて、ひたすら練習をしていきます。

いろんな誘惑に負けず、夏休みの膨大な宿題とともに、一心不乱にみなさん楽器と共に過ごしていきます。

そして予選の日。

演奏順は、すでに決められています。

予選までに、◯グループなので、◯時〜◯時の間に受付をしてください、というような内容の案内が届きます。

そして、その受付の時に、順番を知らされるという感じです。

ここで、動揺していては、いけません。

条件は、皆、同じです!

本選

ピアノ コンクール
予選通過者は10月末ぐらいにある本選へ。

課題曲はすでに発表されているので、更に必死で練習していきます。

本選も、演奏する順番などはあらかじめ決められており、当日の受付時に知らされます。

今回は、予選出場者からかなり人数も減り、ここから、さらに全国大会に出場できる上位3名が選ばれることになります。

ここで選ばれた1位の子は、毎日新聞に写真とインタビュー記事が載るんですよ。

それだけ、認められるレベルの音楽ということだと思います。

ここまで、かなりの険しい道のりだったはずです。

最初にも申し上げたとおり、コンクールは「みずもの」。

いくら練習のときや、発表会で完璧に弾けていても、この本番で弾けなければ意味のないものとなってしまいます。

本人のプレッシャーは、相当なものでしょうね。

全国大会

幕
各地域で選ばれた全国大会者は、各部門だいたい、12〜13人前後でしょうか・・・・。

演奏される曲は自由曲ですが、10分〜15分ぐらいです。

この時間のために、何百時間と費やしてきてるわけです。

子供とはいえ、頭が下がる思いです。

各地域での精鋭たちの集まりですから、正直、私のような素人には、甲乙つけがたいものがあります。

いろんな思いを抱いて、舞台の上に上がっているかと思うと、じ〜んと熱いものがこみ上げてきます。

全国大会では、最後に講評会があり、出場者全員に審査員をされた先生より、講評をいただける時間があります。

いろんな先生のご意見を伺い、悪かったところ、足りないところ、もちろんよかったところ・・・。

短い時間の間にたくさんのアドバイスをいただけます。

コンクールは、笑いあり、涙あり、悔しさあり・・・・。

全てが積み重ねです。

コンクールが終わったからといって「あ〜、この曲はもう練習しなくていいわ」ではなく、いただいた講評をもとに継続した練習をしていってくださいね。