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2019/11/26さくら夙川校ブログ
-僕の歌(続き)-
こんにちは。さくら(男)です。
音楽と酒とさくら。
前回と同じB級グルメの話で恐縮ですが、カレーの続きをもう少し。
―カレーライスの唄(番外編)-
何年か前のことですが、前回お話ししたサンボアカレーを再現した店が西宮北口にあると雑誌で紹介されていたので行ってみましたが、全くの期待はずれでした。
結婚した当時たまに私がカレーを作ることがありましたが、どちらかというと新宿中村屋のチキンカリーみたいなのを作っていました。
ある時、私が腕をふるったつもりのライスカレーを食べた日系アメリカ人に「これはジャンバラヤか?」と聞かれたことがありました。
今、私がカレーを作るとしたら、細かく刻んだタマネギをよく炒め、大きめの短冊に切った人参とあとはカレー用の牛肉だけです。
そしてカレーをかき混ぜながら口ずさむのは『ハウス〜ジャワカレー〜』です。
ああ、伊丹 十三さんと宮本 信子 さんご夫婦が何とも懐かしいです。
―遠くへ行きたい-
昔テレビで『遠くへ行きたい』という番組を伊丹 十三さんがやっていました。
『知らない町を歩いてみたい どこか遠くへ行きたい〜』とういうような歌がテーマ曲でした。
たしか伊丹 十三さんがプロデュースした番組で、彼はとても教養があり知的な人でしたから、興味のおもむくまま各地をめぐり歩いたようです。
この番組はあまり記憶になく、残念ながらその当時は伊丹さんのことを全く知らないといっていいほどでした。
―伊丹 十三 さんの唄「女たちよ!」-
後年知ったのですが、伊丹 十三さんは国際的な俳優でもあり、知識人で多くの書物やエッセーを書かれていました。
私たちが高校生の頃に彼のエッセーを知り、男としての作法や服飾のこと、または食に関することを教えてもらいました。
今では当たり前のことのようですが、そのようなことの情報が少なかった時代です。
例えば、その頃スパゲッティといえばナポリタンしか知りませんでしたが、食べ方や茹でるのはアルデンテでないといけないとか、
半熟の目玉焼きの正式な?食べ方、靴はスーツより大事なアイテムでいつも綺麗に磨いておくこと、
トイレで手を洗った後ハンカチで拭きながら出てくることがないように(つい忘れてしまいますね)等々です。
いかんせん、伊丹 十三さんのように教養やセンスがない男は、とうとう洒落れ者になれず終いでした。
―伊丹 十三 さんの唄「大江 光の音楽」-
伊丹 十三 さんは俳優、著述家というより映画監督としての方が有名ですね。
彼の甥っ子である大江 光さんが主人公であると思われる小説を基に『静かな生活』を監督されました。
これは彼の代表作『マルサの女』等に比べれば興行的には地味であったかもしれませんが、彼が愛してやまぬ甥っ子のための映画でした。
作家 大江 健三郎 さんはCD「Music of Hikari Oe」のライナーノーツに『私にとっては昼寝に最適な音楽です』というような意味のコメントをされていたかと記憶しています。
カレーの話から、たしかカレーのテレビコマーシャルに出ていたと思われる伊丹 十三 さんの話題へと飛んでいってしまいました。
誰にも “いいとも!“と言っていただけませんが、次回も『僕の歌』シリーズでいってみたいと思います。
さくら夙川校
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