さくら夙川校音活ブログ

中学生日記(その3)

こんにちは。さくら(男)です。

音楽と酒とさくら。

今回もお酒の話題のない古い話で恐縮ですが、よろしくお付き合いください。

―消えた『展覧会の絵』―

マウンド
※画像はイメージです。

前回は高校生の時のサンタナのコンサートのことをお話しましたが、これも高校の時ですがもっとヒサンな出来事がありました。

前にご紹介したことがありますが、この頃(1970年に入って)ロックから派生してプログレシッブ ロックというポピュラーミュージックの潮流がありました。

エマーソン、レイク&パーマー(EL&P)というキーボードのキース エマーソンとギターとドラムスの構成のグループがムソルグスキーの『展覧会の絵』をロック風にアレンジしたものが大ヒットしました。

そのEL&Pのコンサートが甲子園球場でありました。あまり興味がなかったのですが、友達に誘われて行った次第です。

私たちは内野席の前の方の席で、ステージはピッチャーマウンド辺りでしょうか。

1曲目の題名が何だったのか憶えていませんが、曲が始まってすぐに興奮した観衆がグランド内になだれ込みました。

すぐにステージを取り囲むほどの人数になり、エマーソン達は演奏を辞めガードマンの人たちとステージから退散し、演奏はそれっきりで中止となりました。

こうして、私の『展覧会の絵』は一瞬にして消えてしまいました。

-私はお節介なジイさんです-

シャツ
音楽と関係のない話題で恐縮ですが、年寄りのつぶやきだと聞き流してください。

ワールドカップラグビーの日本の初戦をテレビで観ているときのことでした。

試合開始前のNHKスタジオでアナウンサー男女1人ずつと五郎丸 歩さんともう1人ラガーマンが試合の見どころ等を解説していました。

五郎丸さんがアップになった時に、彼の着ているボタンダウンのシャツの襟のボタンが2つとも掛ってないのが見えました。

どうでもいいことかもしれませんが、ON AIRの前に鏡で自分の身だしなみ等をチェックしないのか?他の3人は気づかないのだろうか?気づいても直接言うのが憚られたのか?不思議でした。

これと同じではないのですが、直接指摘するのが憚れるということで、本当かどうかわかりませんが服装に関することで2つほど思い出しました。

-本当でしょうか?-

スーツ
① ある地位の高い人が上着の下に着ているベスト(チョッキとも言います)のボタンの一番下のボタンをかけ忘れた?あるいはキツいので外していたのかわかりませんが、

その時そこにあつまっていた他の人達がその人に恥をかかせないためでしょうか、同じように一番下のボタンを外した。

それが今でもスタンダードになっているとか、いないとか。

②男性のズボンの裾は、フォーマルの場合はシングルが必須らしいのですが、それ以外ではダブルを好む人もいます。

これも地位の高い人が雨降りの時に、ズボンの裾が濡れるのを嫌がって裾を折り返したそうです。

これも同じような配慮からなのか、それまでストレートだったのが、ダブルの裾のズボンも履くようになったとか。

ちなみに、ビジネススーツの場合、上着のボタンが3つの場合は上2つ掛け(段返りの場合は中1つ掛け)、2つボタンであれば上1つ掛けが着こなしの基本だそうです。

もしかしてこれも上記と同じ由来なのでしょうか?

-いちご白書をもう一度-

ギターリスト
※画像はイメージです

なぜボタンダウン シャツのボタンが気になるかと言いますと、私たちが中学生の頃はまだ、いわゆるアイビールックというのが一部の学生の間で着こなしの基本になっていました。

綿パン(今でいうチノパン)に、ボタンダウンのオックスフォードシャツ、少し寒くなればその上にトレーナー(今でいうスエットシャツ)かクルーネックのシェットランドまたはフィシャーマンセーターという具合です。

コートはステンカラーのカーキ色のコートが定番で、ダッフルコートが流行ったこともありました。

そのころは今のようにスニーカーの種類がなく、高校の時分にやっとコンバースとプロケッズが購入できるようになりました。それまではどんな靴を履いていたのか思い出せません。

その後、高校の終わり頃からは世相を反映してか、Gパン(ジーンズのこと)とその上にウェスタンシャツという格好が流行りました。

その頃のロックやフォークのミュージシャンは髪を伸ばし、ほとんどが裾の広がったジーンズを履いていました。

『僕は無精ひげと髪をのばして 学生集会へも時々出かけた。就職が決まって髪を切ってきた時・・・・』(荒井 由美さん作詞・作曲の歌より)

大学生の時に私が口髭をはやし、髪を伸ばしていたなんて想像つきますか?(クマみたいな顔だったんでしょうねという声が聞こえてきそうです)。

ではまた、よろしくお願いいたします。