さくら夙川校音活ブログ

ザルツブルクでの生活①

Ciao! なべっちです。

今日は先週の続き、ザルツブルグでのお話です。

ザルツブルグに行き、セミナーに参加するのは今年で3回目なんです。

さすがに3回目ともなると、道に迷うことはないし、乗り間違えたりすることはないし・・・・・

ってことで、結構余裕で過ごすことができました

・・・・・・・が!!!

それなりにハプニングもあったな・・・・

では、今日は宿泊先の学生寮、フロンブルグのお話から。。。。。

フロンブルグ

フロンブルグ
やっとついた、宿泊先のフロンブルグ。

この建物が学生寮っていうのがすごいと思いませんか?(他にもたくさん学生寮はあります)

こちらも3回目の利用となりますが、写真をご覧になっていただくとわかるように、一般のアパートではないです。

また、この建物は、映画「サウンド・オブ・ミュージック」で、トラップ一ファミリーが過ごしていた家として撮影されていました(外観だけで、中のお部屋はまた違う宮殿)

映画は50年ほど前のものだと思いますが、この映画にでてくる建物などは、ほとんど変わることがなく、初めてザルツブルクに訪れたときは、感動したものです。

こちらの建物、昔は宮殿だけあって、門扉から玄関までが長いこと! 

写真を撮った位置は、門扉と玄関までの中間地点です(真ん中に噴水があるんですよね)

昔は馬車などで玄関まで行くんだろうけど、当然、私たちは徒歩。

バス停から歩いて10分ぐらいでしょうか。

しかも、まっすぐの1本道で、夜は街灯もなく、真っ暗闇で少し不気味。

ただ、バス停横は、警察署とスーパーがあるので何かと安心ではありましたが。

この最寄りのバス停は、モーツァルテイム大学から15分〜20分のところにあります。

建物の中

建物の中
玄関に入るとホールがあります。

左の階段を登ればお部屋、まっすぐ進めば裏口、右へ行けば、まずは共同のキッチンと洗濯機があります。 

そして、その先へ行くと、私たちがお借りしたお部屋(中庭に面しているお部屋)。

また、2階にはサロンがあり、小さなコンサートをすることもあるそうです。

この寮は、キッチンは共同で使え、キッチングッズは一通り全て揃っています。

食品庫や冷蔵庫もコインロッカーみたいですが、各部屋ごとに用意されています。

たまに、このキッチンにある自分の冷蔵庫や食品庫に鍵をかけずにいると、どなたかが、食べたり使ったりされたりする・・・・。

信じられないことが多々あるのが、世界中から集まってくる生徒が(年齢もさまざま)部屋は個室でも、同じ屋根の下で暮らすわけですから、いろいろあります。。。。

食べたら食べっぱなし、フライパンや鍋も使ったら使いっぱなし、油物もゆすぐだけで置いておく・・・・(当然ベタベタのまま)

初めてのときはショックを受けたものですが、今年は3回目。

調理道具やお皿や食材などは、日本から用意をして行き、こと無きを得る。

とはいえ、全てを持って行ってるわけではないので、やはり備え付けのものを使用しますが、気持ちのいいものではなかったです。

ホテルではないので、毎日の清掃業務があるわけではなく、結局は一人一人のマナーの問題とはなるのですが、同じ日本人の生徒さんはさすがにきちんとされていましたよ。

この共同キッチンは、そんなマイナス面もありますが、ここでみんなが都合のいい時にそれぞれご飯を作って食べるので、国籍、年齢関係なく、お友達になれます。

Hello ! から始まり、そこから仲良くなって一緒にお食事に出かけたり、中庭でミニパーティーをしたり・・・・

(中庭に面した部屋だったため、このミニパーティーは少しうるさかったけど)

困ったことが1つ

学生寮中庭
1番困ったことが、お水です。

もちろん水道水はきれいですし、飲み水としては大丈夫です。

ただ、日本のお水は軟水ですが、ヨーロッパは硬水なのです。

そのため、お腹の弱い私にはかなりのリスクがあるので、毎日お水をスーパーで買って、飲んだり調理に使ったりしていました。

お部屋にはシャワーがついていたのですが、これがまた狭い狭い!私でも手をあげれば壁にぶつかるぐらいです。

大きな人もいたけど、どうやってシャワーしてたのか不思議になるぐらいです。

このフロンブルクは、建物はとてもキレイなのですが、お部屋の中は神経質な方にとっては過ごしにくいかもしれません(蜘蛛の巣とか普通にあるし・・・・)

この寮には自分たちが寝るお部屋だけでなく、練習室もあります。

写真の向かって右側が私たちが泊まったお部屋、真正面にあるのが練習室です。

メインの棟とは違い、少しこじんまりとしている2階建です。

さすが、昔はお城だっただけに、2階への階段は石階段です。

練習室

学生寮練習室
全部で8部屋ぐらいあったはずです。。。。

写真のお部屋は、そのうちの1つ。

響く部屋と響かない部屋があるのですが、お部屋にクーラーはないため、みなさん窓は全開で練習しています。

夜は肌寒くなると、閉めたりしますが。

「さっき、○○○の曲の練習してた?」などから始まり、気が合うと、お互いの終了コンサートを聞きに行ったり・・・

今回、娘の場合はピアノ専攻の子とお友達になり、自分が練習している曲の伴奏をしてもらったり、ソナタを一緒に弾いたり・・・

自分よりも年下の女の子ともお友達になって、遊んだり・・・・

お隣の部屋は、北京から参加していた15歳の男の子親子。

当然、親子の会話は、中国語なので何を話しているのかわかりませんが、食堂でもよく親子ケンカしていたようです。

あとで話を聞いてみると、想像してたとおりの会話の内容だったりして、どこの親子も思春期の子供とのやりとりは共通してるね、と会話がはずみ、母は母同士で仲良くなり・・・・・。

次回は、セミナー初日から。