さくら夙川校音活ブログ

ヴァイオリンの調整

Ciao!なべっちです。

8月も後半に入りました。

さくら夙川校は先週1週間夏季休業とさせていただいていましたが、本日から通常通り営業していますよ。

みなさんは、連休はどこかに旅行されましたか?

これから遊びに行かれる方もいらっしゃるかもしれませんね。

私は娘に付き添い、いつもとは違う場所でいつもと違うテイストのレッスンを経験して、楽しんでおります。

いえ、ほんとは苦しんでいるはずです。

今日は、娘のヴァイオリンの調整に行った時のお話・・・・。

調整に行く日

ヴァイオリン調整
前にもお話したことがありますが、私の娘はヴァイオリンを習っています。

意外にもヴァイオリンという楽器を好きになり、毎日練習に励んでおります。

毎日練習をするということは、楽器を毎日さわっているわけで、やはりメンテナンスも必要で・・・・・

娘の場合、最低月に2回は通っています。

弦替えは、だいたい2〜3週間ですが、場合によっては1週間ぐらいで弦を替えることがあります(使用する弦にもよりますが)

弦の張り替えとともに、楽器本体の調子をみてもらうのですが、コマがずれたり、なんか音が出ない感じがしたり・・・・

工房に持って行くと、大体はすぐになおるのですが、この前は、悪いところがないのにG線のある音がでない。

弓の場所や、弦の位置を変えて何回弾いても、いい音がでない。

工房に行ってもダメだった・・・

湿気かもしれないけれど、それ以外に思い当たることといえば・・・・・

やきもち!?

やきもち
今年の5月までは、自分のヴァイオリンでなく、貸与されていたヴァイオリンを弾いていました。

そのヴァイオリンも期間が切れたので、持ち主さんへヴァイオリンをお返しし、自分のヴァイオリンに戻ってきたのですが、どうやら、このヴァイオリンがやきもちを焼いてるんじゃないかな…と。

「今まで放ったらかしにしてたから、すねたんかな〜」と娘の一言。

ヴァイオリンは赤ちゃんと同じだから、大事に使いなさいと言っているものですから、余計に真実味を帯びてくる…。

確かにヴァイオリンは、機嫌が悪い時もあり、鳴ってほしい音が鳴らなかったり、いきなり弦が緩んだり…。

まぁたいてい湿気とか弾いている本人の気持ちなど、原因はあるのでしょうが、やはり生き物なのだな、と思うところです。

ヴァイオリンって古いほうがいいの?

ヴァイオリン画像
弦楽器は、新しいものより中古のほうが音が鳴ると言われています。

オールド・モダン・新作の大きく3つに分かれます。

オールドヴァイオリンは、お値段も桁違いで遺産のようなものです(普通、個人で購入できる金額でも物でもないです)

モダン、こちらも年代などによってはお値段も桁違いで、音もかなり異なります。

ただ、古くて値段が高ければいいヴァイオリンなのか、と言われれば、それは断じて違います!

実際、娘の楽器を選ぶとき、値段を伏せて娘自身に弾かせ、気に入った音がでるヴァイオリンを選ばせましたが、1番高い楽器を選んだわけではありません。

同じフルサイズでも、微妙に大きさが違ってくるため、選ぶのには一苦労します。

また、いい楽器を持っていれば、あまり上手でなくてもいい音が出るのか・・・これもまた違うのです!

ヴァイオリンだけでなく、他の楽器も同じですが、練習に練習を積み重ね、どう弾いたらどんな音がでるか、どうやって表現するか、など日々研鑽しております。

練習だけでなく、いろんな経験をしていろんな知識を得ることも必要です。

みんなが練習をすれば、みんなが上手に弾けるようになると思います。

でも、それプラス演奏者の魅力や音楽性などが加算されて素敵な音楽になっていくと思います。

残りの夏休みも、たくさん練習をして、たくさん勉強して、たくさん遊んでくださいね。