さくら夙川校音活ブログ

ベートーヴェン

Ciao!

月曜日のブログ「親子で音楽の時間」を担当しています、クラシック好きのなべっちです。

溶けそうな暑さの毎日ですね。

とはいえ、個人的にはクーラーがダメなので、夜寝ているときは汗だくになって寝ておりまして、毎日寝不足です。

これが、あと2ヶ月ほど続くのかと思うと、ゾッとしますね。

今日のブログは、何を書こうかと悩んだんですが、娘が今取り組んでいるソナタの作曲者「ベートーヴェン」について・・・・・。

新しい曲を勉強するにあたって、かならず作曲者、作曲された時代、背景など一通り知識として調べるように言ってるのですが、、、、

先日は、必死で調べてるのかと思ったら、LINEをしているだけでした・・・・・・・。

ベートーヴェンを簡単にご紹介

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ベートーヴェンは、3Bと呼ばれるドイツが輩出した偉大な作曲家。

3Bとは「バッハ」「ベートーヴェン」「ブラームス」の3人のこと。

ベートーヴェンは、ドイツのボンという街の音楽一家の長男として生まれ、22歳までこの地に住んでいました。呑んだくれのお父さんにかわり、10代の頃から家計を支えていたのもベートーヴェンなんです。

そして、モーツァルトに弟子になりたかったけどなれず。

22歳のときにハイドンの弟子になり、ウィーンに移り住みます。

数々の困難の中、多くの名曲を作り出し56年の生涯を閉じました。

難聴になり、30代にはすでにほとんど聞こえない状態であったと言われています。

日本の年末には必ずあちらこちらから聞こえてくる、交響曲第9番は、耳が聞こえない状態での作曲であり、本人も聞いていない曲の1つだそうです。

難聴になってからの1804年からの10年間は「黄金期」と呼ばれ、たくさんの楽曲を作り、生涯に製作した楽曲の半数をしめるほどの量と完成度の高さを誇っているのだそう。

特製のピアノを発注したり、一説では、口にくわえたタクトをピアノに接触させて歯を通して振動を感じていたと言われています。(今でいう骨伝導かな・・・・)

感じ取った音と、耳が聞こえてた時の音の記憶と音楽知識で作曲し、メトロノームを活用していました。

1816年以降に作曲された楽曲全てに速さ記号が記されています。(これがまた、こんな速さで無理やろ〜っていう速さだったりすることもある)

やはり普通では、ありませんよね。


ベートーヴェンの人柄

ベートーヴェンの肖像画で有名なのは、少し髪の毛を振り乱したような感じの気難しい顔してる絵ですよね。

ただ、これはやっぱりいいとこ取りしてるらしく、ほんとは色黒で天然痘の跡で顔はブツブツだらけ。

身長も低く、小太りで、天才にありがちな偏屈で、ダサい。

そしてかなりの癇癪持ちで、師匠のハイドンとも喧嘩別れしたと言われています。

そのため、友人も少なく、その中でも上手に付き合っていたのが、チェルニーとシューベルト。

チェルニーは皆さんご存知の練習曲の教本として有名なチェルニー、シューベルは、「野ばら」が有名ですね。

チェルニーは、ベートーヴェンの弟子、シューベルトはかなり年の離れた友人でしたが、一流は一流を呼ぶんですね・・・・・・。


ドイツ・ボン

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ベートーヴェンが生まれた、ドイツ・ボンはライン川沿岸の自然な街並み。

この街では、ベートーヴェン生誕250年をお祝いして、特別記念イベントが2019年12月16日から2020年12月17日まで催されるのです。

どんな内容かは、まだ発表されていないようですが、ドイツへ旅行する際は、「ボン」にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

また、生誕○年、となると、世界各地でその作曲者の曲が演奏会で披露されることが多くなります。

来年は、ベートーヴェンイヤーになるかもしれませんね・・・・・。

おまけ

ボンでは、こんな信号機もあるらしいです。

信号見たら、ベートーヴェン・・・・。

日本もそんなユーモアあればいいのに。。。。。