さくら夙川校音活ブログ

事の顛末・・・

こんにちは。

さくら(男)です。

さて、本日は先週のつづき、事の顛末をお話ししようと思います。

京都で『しあんくれーる』

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わたしたちがJazzを聴くようになったころは今よりJazz喫茶が多かったと思います。

三宮で行ったことのあるのは、『木馬』『ゴールドリーフ』『さりげなく』で、今はないと思いますが、意外とライブをやっているJazzバーは多いようですね。

西宮北口でも2軒行ったことがありますが、だいたいが店内は薄暗く、大きな音でJazzがかかり皆聴いているのか冥想しているのかという雰囲気でした。

さて、三宮でも西宮北口にもあるのに、わざわざ京都まで行ったわけですが、どこにあるのか全く知らなかったのです。

Jazz喫茶を紹介した情報雑誌もありませんでしたし、当時昭和50年(1975年)頃にはスマートフォンはもちろん携帯電話も、車のナビありませんでしたので、今のように簡単に検索することができませんでした。

立命館大学の高野さんが行っていたのであればきっと立命館大学の近くにあるはずだと、とりあえず道路地図だけをもって車で大学へ向かったわけです。

結果は、大学の周辺を車でぐるぐると回りましたが、それらしきものが見つからず・・・

まさしく思案にくれたわけでした。

今思えば、電話帳で電話番号をさがして電話で場所を聞けばよかったと思われるのですが、何ともトホホな思慮のない学生でした。

三宮で『さりげなく』

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※画像はイメージです。

『さりげなく』はもうないと言いましたが、半分間違いでした。

Jazz喫茶としてはもうないのですが、偶然三宮の北野坂の入り口付近の小さなビルの看板に『Jazz Boothさりげなく』とあるのを見つけ、恐る恐る入ってみました。

普通のというか、すこしくたびれた感じの店内ですが、カウンターの前が大きなガラス窓になっていて、隣のビルの壁と一本の木の枝が見えるだけなのです。

それがとても気に入りました。

この時は1杯だけ飲んでさりげなく帰りました。

2度目に行った時もカウンターに座りました。

この時は前のガラス窓に雨が降ってきたのが見えましたので、スタンゲッツの「Sweet Rain」をリクエストしたのを憶えています。

そして、マスターに伺ったところ、当初の『さりげなく』のご主人が集めたレコードを引き継ぎ、息子さんであるマスターがここでバーを始められたとのことでした。

おまけ

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あと、Jazzバーではないのですが、Jazzを含め1960から70年代にかけてのポピュラーミュージックを流しているお店があります。

ここはJR三宮駅中央口北側にあるにしむらコーヒー店のビルの横の地下1階にありまして、我々の先輩の息子さんが今は後を継いでいます(これは宣伝です)。

高校の同窓会の2次会の後に寄ったのですが、遅くまで若い人たちが多いのにびっくりしました。

おじさんは私達4人だけでした。

歳を取るとバーで飲むのも似合わなくなってしまうのでしょうか?(ホテルのバーで飲む身分でもありませんからね)

- おまけのおまけ -
スタン ゲッツは白人のJazzサクソフォン プレイヤーですが、ボサノヴァの神様と言われるジョアン・ジルベルトと共演したボサノヴァのアルバムで『イパネマの娘』という曲が人気を博したことを最近新聞の記事で知りました。

ちなみに中学生で洋楽を聴き始めた時に最初に聴いたLP(今のCDです)が、友達が貸してくれたのがボサノヴァの「セルジオメンデスとブラジル66」(これもいい曲が一杯入っていました)というグループとローリング ストーンズのその頃のベストアルバムでした。

今の時期だとBGMとしては、ボサノヴァが聴いていて心地良いですね。

では、次回は少しお酒のお話を・・・。