さくら夙川校音活ブログ

ステージマナー

Ciao!

毎週月曜日のブログを担当します、クラシック好きのなべっちです。

今日は簡単にステージマナーと、鑑賞マナーのお話をしてみたいと思います。

先日、ある演奏会に出かけたのですが、客席から必ずといっていい、アメの包み紙のくしゃくしゃする音が、ずっと聞こえてきました。

そのあと、どこからともなく、気持ちの良さそうな寝息・・・・。

ホール内は、乾燥しているので喉に違和感を感じたり、素敵な音楽で眠くなるのも、気持ちはわかるのですが、もー少しなんとかならんか・・・・・と思います。

皆さん、咳払いなどは曲間まで我慢されている方が多いのに、アメの包み紙も我慢してほしい〜

そんなことを感じたので、今日は、マナーについて少し調べて見ました。

ステージマナー

0701(1)
まずは、発表会やコンクールに出場する側のマナーから。

【入場】

舞台袖からでてくるときから、審査は始まっています。

アナウンスがされ、その間に呼吸を整えて・・・

さぁ、出番です!

まず下手(客席から舞台を見て左側)から舞台に出ます。

タイミングなどは案内の方が指示して下さるので心配はいりません。

自信を持ってしっかり歩きましょう。(ボテボテ歩きはダメですよ)

ロングドレスの場合は、裾は汚さないように持ち上げるのではなく、自分の靴がドレスの裾を踏んで転ばないように気を付けるために、前の裾を少し持ち上げるのです。

そして、また呼吸を整えて・・・

演奏を始めましょう♪

演奏が終わったら・・・

0701(2)
弾き終わったら、伴奏者がいる場合は、伴奏者が立ち上がってからお辞儀をしましょう。

小さな子は仕方ないですけど、できるだけ一緒にお辞儀するようにしましょうね。

そして、帰って行くときも、自身たっぷりに「すごい演奏だったでしょ!」ぐらいの気持ちで、堂々と舞台袖に帰りましょう!

たとえ、演奏に自身がなくても、失敗して落ち込んでいたとしても、しっかりと歩くこと!

ステージから出て、袖に戻ってくるまでが1つの演奏なのです。

次は観客マナー

0701(3)
次は観客としてのマナー。

まず、演奏会には、開演5分前には着席できるように行きましょう。

走って会場にきて、座っても呼吸が整うまでしばらく時間がかかりますよね。

会場にいるレセプションスタッフさんは、開演時間に間に合うようにお客様を会場の中にご案内することが仕事の1つとなります。

なるべく購入した座席で見ていただくように案内はしておりますが、曲目によっては、立ち見、あるいは途中入場がしていただけない公演もあります。

これは、演奏者やスタッフの希望もありますので、ご理解くださいね。

(遅れて来といて、入らせてもらえない、座らせてもらえないって文句言うのはダメですよ〜笑)

発表会でも同じで、遅刻してきても、必ず曲間に入退場をするようにしましょう。

自分が来たタイミングで会場の扉を開けたりせず、曲の途中で入らないように気をつけましょうね。

席についたら、次に確認するのは、携帯電話、スマートフォンです。

最近は、携帯電話が鳴ることは少なくなってきていますが、必ず確認しておきましょう。

また、マナーモードにしていても、演奏中などに携帯を見ると、光が目立つので、休憩になるまでは、携帯は触らないほうがいいですよ。

そして、緊急時以外は、なるべく演奏前に飴を口の中に入れておきましょう。

最後に

0701(4)
拍手するタイミングも結構気になります。

我先とばかりに「ブラボー」と叫んだり、拍手したりする人いますが、もう少し、最後の音の余韻ってものを感じて欲しい・・・・ʅ(◞‿◟)ʃ

ただ、演奏者としては、ブラボーはとてもうれしいお言葉なのです!

タイミングですよね、タイミング。

あと、お子様の鑑賞ですが、だいたいの公演で未就学児童は入場不可となっております。

では、どこでこういうマナーを教えればいいか、、、、

それは、自分の発表会やお友達の発表会が良い機会になるのではないでしょうか。

そういった発表会などに行くことで、マナーを覚えることができます。

ですので、そこで大人の方の教えがあれば、なお良いですよね。

出場する子は出場するときのマナーだけではなく、鑑賞するときのマナーも一緒に覚えるというのはとてもいいと思います。

発表会だからといって、曲間の出入りはマナー違反なのです。

”自分の演奏が終わったから帰ろう”ではなく、お友達の演奏も聴いて帰りましょう。

お友達の演奏聴くこともお勉強の1つとなりますよ。