さくら夙川校音活ブログ

サロンコンサート・レポート

こんにちは、まっつんです。

イベント・講座紹介。

今日は10月27日に開催したサロンコンサートのイベントレポートです。

間近で観て感じることのできるサロンコンサート。

オーボエのコンサートは初めて開催しました。

サロンが優しい音色に包まれました。

まずはリハーサル

コンサートリハーサル
昨日のブログで、なべっちがリハーサルを見るのが好きだと言っていましたが、私も好きです。

響きを確認したり、ピアニストとお話をされたり、本番では見られない部分を垣間見ることができる(気がする)からです。

おふたりとも、すてきでした〜。

とっても和やかな雰囲気のリハーサルでした。

ピアノの位置をどうしましょうかとご相談したところ、先生方「好きにやってください!」と笑

そして普段とはちょっと違った点がもう一つ。

マイクチェックまでやってくださいました。

「いや、喋りこそ力入れないと」とおっしゃってました。笑

午前の部は0歳から参加できるコンサート

0歳からの コンサート
午前の部はこんな感じで、前の方にお子様と一緒に座って聴いてくださるかたが多く、出演者は「こんなに近いんですね」とびっくりされることもしばしば。

シートだけの時より、すごく近く感じるようです。

今回はクラシックだけでなく、ミュージカルナンバーやポップスまでいろいろな曲を演奏してくださいました。

子供だけに向けたコンサートではなく、大人も楽しめるプログラムとトークでしたよ。

今回、サイネージにコンサートのポスターを映していたのですが、大島先生は演奏しながら右を向く癖がおありだということで・・・

右を向くと大きな自分と目が合うという・・・不思議な体験だとおっしゃっていました。笑

大島先生の活動の根幹と言える出来事のお話や、活動の中で演奏できる機会があれば必ず演奏する曲目についてもお話してくださいました。

そして、オーケストラでなぜオーボエがチューニングを担当するかというお話。

これは私も初耳で、とても興味深かったです。

なぜオーボエがチューニングを担当するのか。

それは、オーボエのチューニングが不安定だからなのだとか。

だから、「不安定なオーボエに合わせてあげるよ」という優しさでオーボエでのチューニングがされるようになったんだとか。

世界のオーケストラの中にはオーボエではなく、コンサートマスターがチューニングをするところもあるそうですが、だいたいのオケがオーボエでチューニングするのだそうです。

午後の部

午後の部 コンサート
そして午後の部。

午後の部も引き続きアットホームな雰囲気のコンサートとなりました。

演奏はモーツァルトのヴァイオリン・ソナタから始まり、サン=サーンスの白鳥、その後もトークと演奏が続き、最後はモーツァルトのオーボエ・ソナタとなりました。

大島先生、「リサイタル」というと、”かしこまって聴かなきゃいけない”と思ってしまう方が多いけれど、もっとカジュアルに楽しんでほしいとおっしゃっていました。

午後の部開演直前、どうやってお客さんの心をつかむか(トークで)というお話をされていました。笑

そして午前の部と同様、いろいろとお話してくださいました。

今回のコンサート、写真撮影について「全然OK」と許可をいただきました。

が、「オーボエの演奏中の写真はあまりおすすめしません」と・・・

なぜかというと、オーボエってすごく苦しそうに見えるからのだとか。

苦しそうに見えるのは、オーボエの楽器の特性が関係しているそうで、オーボエって、ブレスをするときに『一旦息をはいて、吸う』ということを毎回しているのだそう。

この、『吐いて吸う』というのが苦しそうに見えるんだとか。

想像しただけで苦しくなります・・・


今回、プログラムにポップスの曲目が入っていました。

そこで、ポップスについてのお話をされていて、これもまた興味深かったのです。

クラシックの方が難しく、ポップスは簡単だと思われがちですが、そうではない、と。

大島先生の先生が以前、ポップスを演奏する為にとてもたくさんの時間練習に費やしておられたそうです。

クラシックは練習すればそれなりに上手に聞こえるけれど、ポップスはクラシックで勉強してきたことを総動員して、練習して練習して練習して・・・それでも普通にしか聞こえない。

だからこそポップスは難しく、とても練習が必要なものなのだと。

なるほど、と思いました。

今回のコンサート、演奏だけでなく、音楽の見方や考え方、新たな発見があったコンサートでした。

そしてすっかり大島先生、大西先生のファンとなったまっつんでした。