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2019/10/04さくら夙川校ブログ
こぼれ話②
Ciao! なべっちです。
音楽院講師紹介。
またまたやってきた番外編。
う〜ん、今日はどなたのご紹介をしようかと。。。。。
今日は「人」ではなく、「ベートーベンの第九」のお話をしようかと思います。
年末といえば
年末というと、何を思いますか?
先日、百貨店に行ったら、おせち料理の受付が開始されていました。
それと同時に、あちこちのホールで、「第九」のコンサートのチケットが販売されています。
年末になると、なぜ日本では第九が歌われだすんでしょうね。
年末に歌われるようになったのは、第一次世界大戦が終わって平和を願う声が高まった頃にドイツのライプツィヒで始まり、その後は名門オーケストラであるライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が、毎年の大晦日に「第九」の演奏を続けていたそうです。
日本で最初に演奏されたのが、第二次世界大戦後。
どちらも平和を願う意味で、なのかな。
では、この歓喜の歌の意味を少し調べてみました。
歓喜の歌
Freude(フロイデ)・・・・ 喜び
第4楽章でバリトンのいい声の人がすっくと立ち上がり、「おお友よ、このような音楽じゃない」と歌い出し、「もっと喜びいっぱいのメロディを歌おう!」「フロイデ!(歓喜だ!)」
てな感じで歌っているんです。
歌詞は、シラーの詩が元になっていますが、ベートーベンが書きなおした部分もあります。(冒頭の部分とか)
内容としても、「人類みな兄弟」とか「英雄のように前に突き進め」みたいな感じの歌詞。
勇気付けられるような迫力のある音楽となってますよね。
少し前のブログにちょっと書いたような気がしますが、「第九」の作曲時はベートーベンの耳は補聴器を使っていたとはいえ、ほとんど聞こえていなかったといいます。
初演の時にもステージには上がりましたが、指揮は他の人に任せたためにやることもなく、曲が終わってもまったく気がつきませんでした。
近くにいた女性の歌手がベートーヴェンを客席のほうに振り向かせ、熱狂的に拍手をするたくさんの聴衆を目の当たりにしたのです。
ちなみに、写真は今年のザルツブルグ音楽祭でベルリンフィルが「第九」を演奏した時の写真。
鳥肌立つほど、素晴らしかった!
世界で有名な曲
この「第九」は、歴史的に残るようなときにも、世界で演奏されています。
たとえば、長野冬季オリンピックの開会式で、小澤征爾さんの指揮により世界五大陸を中継でつなぎ、世界同時に「第九」が演奏されました。
また、東日本大震災の後、コンサートなどが自粛された時期にも東京で犠牲者を追悼するために演奏されたのが「第九」(ズービン・メータ指揮)。
そして、1989年12月にはベルリンの壁が崩壊した直後に、指揮者のレナード・バーンスタインが声をかけて欧米の名門オーケストラ楽員がベルリンへ集結し、演奏。
「フロイデ!(歓喜)」を「フライハイト!(自由)」と置き換えて歌われました。
それだけ強く訴えかけるパワーが「第九」にはあるのです。
CD
通常のCDの記録時間が約74分なのは、この曲が1枚のCDに収まるように、と聞いたことがあります。
CD作成時、作成に関わっている人物が親交のあったカラヤンに、11.5cm(60分)と12cm(74分)で悩んでいる話をしたら、カラヤンは「ベートーベンの交響曲第九番が1枚に収まったほうがいい」と言ったそうで。
カラヤンの「第九」は長くて、69分ほどあり、ほとんどの指揮者による演奏時間は60分を超えているから。
この「カラヤン裁定」を要因として、今の74分のCDになったとのこと。
おそるべし、カラヤンですね。
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