特別講座・イベント
地球の音楽誌 神の祭り・人の祭りVol.3
南太平洋ヴァヌアツ「精霊を呼ぶ割れ目太鼓」
【講座内容】
割れ目太鼓とは、木魚やウッドブロックのように、スリット(割れ目)のある中空の硬い物体を外側から棒状のもので叩く打楽器の総称です。皮に張力を与える技術が求められる、いわゆる太鼓類よりもむしろ歴史の古い楽器と考えられています。
この種の楽器はオセアニアやアフリカなど、世界各地に広く見られますが、中でも大型のものを使用することで知られる南太平洋メラネシアのヴァヌアツ共和国の島々からその姿と音を紹介します。現地では“タムタム”と呼ばれ、男たちの身分昇格儀礼などに打ち鳴らされるその巨大な割れ目太鼓は、様々な自然界の精霊の顔が彫り込まれていて、ジャングルの奥に隠された女人禁制の聖地“ナサラ”の一角に立ち並んでいます。
・このイベントは既に終了しています。
【詳細】
担当講師:西岡信雄(にしおか のぶお) 大阪音楽大学教授(音楽人類学)
1963年慶応義塾大学商学部卒業。66年まで大阪フィルハーモニー交響楽団のフルート奏者を務めた後、大阪音楽大学で日本の洋楽受容史の研究に当たる一方、フリーのリコーダー奏者、編曲者などとして活動。70年代からは楽器に視点を置く音楽人類学の研究者として執筆・講演活動に取り組み、世界各地でフィールドワークを続ける。98年から8年間同大学学長を務め、現在は、同大学理事長のほか、 (財)音楽文化創造理事、(財)大阪府文化振興財団常任理事、浜松市楽器博物館名誉館長、伊丹市アイフォニックホール音楽プロデューサーなどを務める。
著書に『地球の音楽誌』(大修館書店)、『楽器からのメッセージ』(音楽之友社)、『人と神と音』(ミュージックトレード社)など。
【レポート】
今後実施のイベントは、スタッフや受講者の方によるレポートを掲載していきます。




